HOW TO HUMAN WOMAN 毎日が楽しくなるおしゃれと暮らしのレッスン

vol.7

夏の終わりに効く
アロマの効能と使い方

teacher

生田 和余さん

(セラピスト)

心とからだに不調が出やすい夏の終わりは、アロマのいい香りでメンテナンスを。効能や好みで植物の種類を選んだら、さまざまな方法でその香りを楽しみましょう。教えてくれるのは、セラピストの生田和余さんです。

1.

女性にうれしいアロマの効能

  • 直感で選ぶものが
    その時の自分にいちばん効くもの

    「五感のうち、本能にダイレクトに働くのは嗅覚だけ。感情と結びつくので、アロマは精神的な効能もあるんです」と生田さん。アロマ選びは、あくまでも「自分主体」で。直感で“好き”“心地いい”と感じるものが、今自分が求めているもので、いちばん効果があるのだそう。

    • リラックス

      安眠やストレスケアのために

      ラベンダー(心身のバランスを整える)、マージョラム(心を穏やかにする)、プチグレン(安眠、心を鎮める)、ゼラニウム(ストレス軽減)など

    • リフレッシュ

      家事や仕事の合間に

      ベルガモット(イライラを和らげる、心を明るくする)、ペパーミント(気分を爽快に)、ローズマリー(思考をクリアに)、柑橘類(レモン、グレープフルーツ、オレンジ/気分転換に)など

    • ビューティアップ

      女性ならではの不調に

      オレンジ(消化器系の不調に)、イランイラン(PMS対策、女性の大らかさを出す)、クラリセージ(生理痛、PMS対策)、カモミール(生理痛対策、不安の緩和)、ローズウッド(疲れを癒す)など

    • 気分の沈み

      もやもやとする心の不調に

      サンダルウッド(不安を取り除く、瞑想的な落ち着き)、ブラックペッパー(活力を出す)、ユーカリ(息苦しさの緩和)など

    • 夏の疲れ対策

      体のさまざまなところに現れる疲れに

      レモングラス(消化器系の疲れに)、ジュニパー(むくみを取り、流れをよくする)、ユーカリ(呼吸器系を整える)、パチュリ(冷え性対策、流れをよくする)など

2.

アロマの楽しみ方

  • 手軽なものから、一手間まで
    さまざまな方法で香りを楽しむ

    下でご紹介するように、アロマオイルに一手間を加えた“アロマクラフト”という方法もありますが、日常生活で手軽に楽しむこともできます。「ティッシュにしみこませたり、お風呂に数滴入れて香りをかいだり、マグカップや洗面器のお湯に垂らして湯気を吸ったり。そのようにかぐだけでも十分効果はあります。お部屋でディフューザーを使うのもいいですね」。

  • バスソルト

    材料(1回分)

    • 精油(アロマオイル) 3?5滴
    • 天然塩 大さじ2?カップ1弱

    作り方

    お好みの精油(アロマオイル)と天然塩を混ぜる。肌が敏感な方は、塩を砂糖やハチミツに置き換えてもOK。

    エアフレッシュミスト

    材料(30ml)

    • 精油(アロマオイル) 12?15滴
    • 無水エタノール 10ml
    • 精製水 20ml

    作り方

    無水エタノールと精油(アロマオイル)を混ぜ、最後に精製水を加え、スプレー容器に入れる。スプレーする前によく振ってから使用する。無水エタノールや精製水はドラッグストアで購入可能。また、無水エタノールはウォッカに置き換えてもOK。1?2ヶ月で使い切るのがおすすめ。

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生田 和余さん

(セラピスト)

心身の不調を改善するメンテナンスケアの重要性を感じ、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの資格を取得。2006年からセラピストとして活動。その後もさまざまな自然療法とエステ技術を学び、2013年にHealing Salon SOMIをオープン。

STAFF

  • Photograph : Kozue Hanada
  • Edit & Text : Kaoru Adachi

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